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警備業務の基本的事項について
第1問 次の問題のうち、正しいものはどれか答えなさい。
- 警備業務とは、他人の需要に応じて、人の生命、身体、財産等に対する侵害の発生を警戒し防止する業務である。
- 警備業務とは、人の生命、身体、財産等に対する侵害の発生を警戒し、防止する業務であることから、必ずしも他人の需要に応じて行う必要はない。
- 警備員は、警備業務に従事するにあたり、警備業法によって特別な権限を与えられている。
- 警備員は、やむを得ない場合を除いて、他人の権利および自由を侵害してはならない。
- 地域社会における犯罪抑止機能が安定してきたため、警備業の重要性は今後減っていく。
解答
①が正解です。
設問のとおり、警備業務とは「他人の需要に応じて」行う業務です。
第2問 次の問題のうち、正しいものはどれか答えなさい。
- 警備員に必要なものは専門的知識及び技術であり、良識や人柄などは重要視されていない。
- 組織の機能を効果的に発揮するために、警備員は形式上、規律に服従する必要がある。
- 警備員は、個人の正当な活動に干渉あるいは影響を及ぼすことは、刑罰法令に抵触しない限り許される。
- 警備員は、団体の正当な活動に干渉あるいは影響を及ぼすことは、刑罰法令に抵触しない限り許される。
- 警備員は、警備業務に従事するにあたり、警備業法によって特別な権限を与えられていないことに留意する必要がある。
解答
⑤が正解です。
警備員は民間企業の従業員である私人なので、特別な権限は有していません。
第3問 次の問題のうち、正しいものはどれか答えなさい。
- 警備員に最も必要なものは良識であり、知識や技術はさほど重要ではない。
- 警備員は、他人の権利および自由を侵害してはならないが、限定的に許される場合がある。
- 警備員の服装と身だしなみは、秩序や安全等に対する警備員の自覚や在り方を連想するものである。
- 警備業務は、民間に委託されている営利目的の活動ではあるが、特定の状況では警察と同等の権限を持つことがある。
- 警備業務とは、他人の需要に応じて、人の生命、身体の危機に対する侵害の発生を防止する業務であり、財産等は含まれていない。
解答
③が正解です。
警備員の服装と身だしなみは、人々に信頼感を与え、また犯人には無言の警告を与える意味もあることを十分配慮して、威信を損なうことのないよう努めなければなりません。
第 4問 次の問題のうち、正しいものはどれか答えなさい。
- 警備業務とは、他人の需要に応じて、人の生命、身体の危機に対する侵害の発生を防止する業務であり、財産等は含まれていない。
- 警備員は、警備業務に従事するにあたり、警備業法によって特別な権限を与えられている。
- 警備員は、個人、団体の正当な活動に干渉あるいは影響を及ぼすことは、刑罰法令に抵触しない限り許される。
- 警備員は、他人の権利および自由を侵害してはならない。
- 警備員は、他人の権利および自由を侵害してはならないが、正当な理由があれば侵害にはあたらない。
解答
④が正解です。
設問のとおり、他人の権利および自由を侵害してはいけません。
第5問 次の問題のうち、正しいものはどれか答えなさい。
- 警備員の服装と身だしなみは、警備員の自覚や在り方を連想するものが好ましいが、明確に定められた規定等は存在しない。
- 警備員の使用する服装及び装備品は、全て警察署に届出したものでなければならない。
- 警備員は、自らの知識や技術を最大限に活かして、従事している職務を完遂するという気概を持って業務にあたる必要がある。
- 警備員の従事する業務は、即時の判断が求められる事が多いので、任務内容の変更や配置場所の移動も臨機応変に行う必要がある。
- 組織の機能を効果的に発揮するために、警備員は形式上、規律に服従する必要がある。
解答
③が正解です。
警備員は自己の能力を最大限に発揮し、従事する業務のために尽くすことが大事です。
第6問 次の問題のうち、正しいものはどれか答えなさい。
- 警備業務とは、自社事業の保安部分を補完する業務のことである。
- 警備業務とは、他人の需要に応じて、人の生命、身体、財産等に対する侵害の発生を警戒し、防止する業務である。
- 警備員は私人であるので、警備に関する最低限の知識や技術などの能力があればよい。
- 警備員は警備業務を委託されているだけなので、職務態度の適否は重視されない。
- 警備員は、警備業務を委託された勤務地において、当該業務に関してのみ特別な権限を有する。
解答
②が正解です。
「他人の需要に応じて」とは、他人との契約に基づいて行うこと、契約により営利活動を行うこといいます。
第7問 次の問題のうち、誤りはどれか答えなさい。
次の4つは、現在検定が行われている種別であるが、誤りはどれか答えなさい。
- 交通誘導警備業務
- 施設警備業務
- 海上保安警備業務
- 空港保安警備業務
- 貴重品運搬警備業務
解答
③が正解です。
検定が行われている種別は「交通誘導警備業務」「施設警備業務」「雑踏警備業務」「空港保安警備業務」「貴重品運搬警備業務」「核燃料物質等危険物運搬警備業務」の6種類です。
第8問 次の問題のうち、誤りはどれか答えなさい。
- 警備員にとって必要なものは専門的知識及び技術のみならず、良識を持って行動する心構えが必要である。
- 組織の機能を効果的に発揮するために、警備員は積極的に規律を遵守する必要がある。
- 警備員の服装と身だしなみは、秩序や安全等に対する警備員の自覚や在り方を連想するものである。
- 警備員は、個人、団体の正当な活動に干渉あるいは影響を及ぼすことは、刑罰法令に抵触しない限り許される。
- 警備業務は、公的権限を行使し得る警察業務とは本質的に異なるものである。
解答
④が正解です。
刑罰法令に抵触する行為はもとより、刑罰法令に抵触しない行為でも、正当な活動に干渉する行為は許されません。
第9問 次の問題のうち、誤りはどれか答えなさい。
- 警備員の行う業務は、危険を防止するために行うものなので、警察官等に準ずる強制力を持っている。
- 警備業務とは特定の委託者からの依頼を受けて行うものであるが、社会全般の安全にも強く関与している。
- 警備員は、警備関係の知識や技術をしっかり身につけ、適正な業務の実施を心掛ける必要がある。
- 警備員は、警備業務に従事するにあたり、警備業法によって特別な権限を与えられていないことに留意する必要がある。
- 警備員の行う業務は協力を得て行う任意のものであり、強制力はないことに留意する必要がある。
解答
①が正解です。
円滑な業務は任意の協力によるもので、警備員は特別な権限を有していません。