指教-Q072 ← Previous → Next (教育)Top 戻る
次は、未遂犯について述べたものであるが、誤りはどれか。
@ 犯罪の実行に着手して、これを遂げなかった場合を未遂犯という。
A 犯罪の実行に着手したが、自己の意思によって、つまり外部的な原因がないにもかかわらず、自発的に中止した場合を中止未遂という。
B 犯人の自由意思によらず、他人のため、行為を中断させられ、また、犯人と無関係な事情によって結果が発生しなかった場合を障害未遂という。
C 中止未遂(障害未遂も含める。)の場合は、刑を必ず減軽又は免除することとされている。
D 刑法第44条に「未遂を罰する場合には、各本条で定める。」と規定されており、それぞれの罪において未遂罪を処罰する旨の規定がある。
解答と解説
正解はC
@ABDは、正しい。
Cの中止未遂は、必ず減軽又は免除されるが、障害未遂の場合は、減軽することができるだけであるので、誤り。
PageTop ↑