指教-Q087 ← Previous → Next (教育)Top 戻る
次は、強要罪について述べたものであるが、誤りはどれか。
@ 生命、身体、自由、名誉若しくは財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、又は暴行を用いて、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害することを内容とする犯罪である。
A 親族の生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知し、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害しても強要罪は成立しない。
B 義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害する意思で脅迫又は暴行に着手したが、目的を遂げなかった場合は、未遂罪が成立する。
C 「権利の行使を妨げる」とは、例えば、選挙権の行使を妨げ、告訴権者の告訴を中止させ、あるいは契約の解除権を行使させないなどがこれに当たる。
D 本人又は親族以外の第三者に対する加害の告知は、本罪の加害告知には当たらない。
解答と解説
正解はA
@BCDは、正しい。
Aは、親族に対して行われる場合も強要罪が成立するので、誤り。
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