指教-Q093    ← Previous  → Next    (教育)Top 戻る            


次は、窃盗罪等に関する記述であるが、誤りはどれか。

@ 乗客がタクシーの中に置き忘れた財布を次に乗った客が領得すれば、遺失物等横領罪となる。

A 自己の所有物であっても、他人の占有下にあるものを窃取すれば窃盗罪となる。

B 住居に侵入して窃盗をする場合であっても、住居内に侵入しただけで着手があったとみられない場合は、住居侵入罪が成立するが、窃盗未遂罪にはならない。

C 「窃盗」とは、他人の占有する財物を窃取する行為である。

D 窃盗罪の成立には、不法に領得する意思が必要である。




























解答と解説

正解は@

ABCDは、正しい。
@の乗客がタクシーの中に置き忘れた財布を次に乗った客が領得すれば、窃盗罪になる。他人の排他的実力支配下にある場所内に財布を置き忘れたときは、その占有は、その場所の管理人である他人に移り、占有離脱物とはならないので、誤り。