指教-Q079 ← Previous → Next (教育)Top 戻る
次は、正当防衛と緊急避難について述べたものであるが、誤りはどれか。
@ 正当防衛は、不正の侵害に対する反撃として行われるものであるが、緊急避難の危難は必ずしも不正なものである必要はない。
A 正当防衛も緊急避難も自己の法益のみならず、他人の法益を保護しようとする場合も許される。
B 正当防衛も緊急避難も、ともに違法性阻却事由である。
C 正当防衛は「急迫」の侵害に対して許されるが、緊急避難は「現在」の危難に対して認められ、この「急迫」と「現在」は同じ意味であり、ともに法益侵害の危険が目前に切迫していることをいう。
D 正当防衛の「侵害」も緊急避難の「危難」も人の行為によるものに限られる。
解答と解説
正解はD
@ABCは、正しい。
Dの緊急避難の「危難」には、自然現象も含まれ、「人の行為によるものに限られる。」は、誤り。
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