指教-Q080 ← Previous → Next (教育)Top 戻る
次は、緊急避難に関する記述であるが、誤りはどれか。
@ 正当防衛は、不正の侵害を受けた者が反撃する場合(正対不正の関係)であるが、緊急避難は、このような不正な侵害がないのに法益が侵害される場合(正対正の関係)である。
A 過剰避難行為は、必ず刑が減軽又は免除される。
B 他に危難を避ける方法がない場合にだけ認められることを「補充性の原則」という。
C 小さな自分の利益を守る為に他人の重大な利益を侵害することは許されず、これを「権衛の原則」という。
D 火災発生に際し、避難誘導業務に従事する警備員が他の者を突き飛ばして逃れるようなことは、緊急避難行為とは認められないと考えられる。
解答と解説
正解はA
@BCDは、正しい。
Aの過剰避難行為は、必ず刑が減軽又は免除されるわけではなく、情状によりその刑を減軽し、又は免除することができるものであり、誤り。
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