指教-Q083 ← Previous → Next (教育)Top 戻る
次は、暴行罪についての記述であるが、誤りはどれか。
@ 暴行罪の「暴行」は、人の身体に対する不法な一切の攻撃を言い、物に対する攻撃は含まれない。
A 障害の故意で石を投げた時、命中しなかった時、或いは命中したけど、けがをしなかった時は、暴行罪に当たらない。
B 傷害を与える意思がなくても、暴行の結果、傷害を与えると傷害罪となる。
C 事実上の傷害未遂の行為は、暴行罪となる。
D 数人が相談のうえ、共同して暴行したときは、「暴力行為等処罰に関する法律」が適用される。
解答と解説
正解はA
@BCDは、正しい。
Aの傷害の故意で石を投げたときに命中しなくとも、また、命中したが怪我をしなかった場合でも、暴行罪に当たるので、誤り。なお、命中して怪我をした場合は、傷害罪となる。「暴行」とは、人に対する不法な一切の攻撃方法をいい、傷害を起こす危険性のある行為は、物理的な力の行使、人に対する直接的暴力でなくとも暴力となる。
PageTop ↑